*国土交通省HP「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」 http://www.mlit.go.jp/common/000135252.pdf#search='%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E4%BD%8F%E5%AE%85%E6%B5%81%E9%80%9A%E3%80%81%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%AE%E7%8F%BE%E7%8A%B6'
不動産物件は築10年が節目だといわれています。
築10年にはなにがあるのでしょうか?
今回は築10年で不動産価格にどのような変化があるのかを国土交通省の資料を見ながら考えていきたいと思います。
築10年で不動産価格がどう変わる?
上記の国土交通省の資料から、木造戸建て住宅は築10年で物件価格がおよそ「半値」になることが分かります。
その後法定耐用年数の築22年でほぼ物件価値はなくなることも分かります。
売却するならまだ物件価値が半分残っている状態のほうが、その後の住み替えも上手くいくからです。
築10年は大規模修繕が入るポイント
一般的に木造戸建て住宅は築10年で大規模な修繕を入れていく時期になっています。
具体的には外装・屋根・水回りなどです。
リフォームにお金もかかるため、「その前に」マイホームを売却し住み替えする人もいます。
マイホームを売るなら10年以内の「ワケ」
不動産を売却した場合、譲渡所得税がかかります。
譲渡所得税は短期譲渡所得(5年以下)と長期譲渡所得(5年を超)があります。
短期譲渡所得が39%、長期譲渡所得は20%と税率が倍も違っていますので、5年以上保有後売却したほうが税法上有利になります。
*国税庁HP「土地や建物を売ったとき」
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/05_2.htm
また、マイホームは築15年で取得価格の2割まで下落します。
ですから物件の残存価値の高い5年超10年以内がマイホームの売却には適しているといえるでしょう。