居住物件の購入は、個人にとって高額な買い物です。
購入を考える際、ローンを払い続けられるのか?
損をしてしまうのではないか?
と不案になることもあると思います。
賃貸と購入のメリット・デメリットを知ることによって、不安が軽減すると思います。
賃貸と購入のメリット・デメリットを見ていきましょう。
住宅ローンを利用して住宅を購入する場合、団体信用生命保険という保険に加入できます。
団体信用生命とは、債務者(住宅ローンを借りる名義人)が病気や怪我で働くことができなくなった場合、住宅ローンの返済が免除される保険です。
病気や怪我になって収入がなくなっても、住むところが確保できるという事です。
賃貸の場合は、お父さんが働けなくなったとしても、家賃の支払いは続きます。
住宅ローンを組むことによって、金利や団体信用生命保険の保険料の支払いはありますが、万が一の備えとして、購入という方法も一つの手段になります。
※団体信用生命保険は、各金融機関によって条件が違います。
物件を所有すると、賃貸なら必要の無い固定資産税の支払いが増えます。
マンションの場合だと管理費や修繕積立金の支払いも増えます。
よく考えると賃貸物件にも所有者がいます。
賃貸物件の所有者が固定資産税や管理費・修繕積立金を計算して、利益が上がるように家賃・管理費を設定しています。
支払いの項目は家賃として請求されますが、その中身は建築費・固定資産税・管理費・修繕衝立金が含まれていること考えると購入した方が得なのかもしれません。
家賃は払い続けても取得できる資産にはなりませんが、購入した場合は、資産になりますし、状況によっては賃貸に貸し出したり、売却してお金に替えることができます。
物件を購入すると様々な税制優遇を受ける事ができます。
代表的なものは、住宅ローン控除です。
住宅ローン控除とは、居住用財産を10年以上の返済期間がある融資を受けて、購入すると納付した所得税が最長10年間戻ってきます。
※適用を受けるためには、条件があります。
※消費税10%が適用される住宅の取得をして、2019年10月1日から2020年12月31日までに入居される場合13年に延長(その他条件有)
例えば、年末の住宅ローン残高が2000万円ある場合、1%の20万円が納税した所得税から戻ってきます。
賃貸は、気軽に引越しができたり、建物や設備の修繕・メンテナンスの心配がないですし、住宅ローンを組んで支払いの義務を負うようなこともありません。
住居に滞在する時間が少ない方、住居に興味・関心が低い方におすすめです。
購入は、家賃も支払うのがもったいない、自由にリフォームしたい、万が一の為に物件を持っておきたいという方におすすめです。