訪問査定は、大切な財産の価格を決める大事な場面です。
売却するならより高く、より早く売却したいと考えるのは当然のことです。
より高く、より早く、そして購入してくれた方に喜んでもらい、納得してももらうためには、ポイントがあります。
ポイントを知っておくことが、スムーズな売却の役に立ちます。
訪問査定時のポイントは、住んでいないと分からない、ストロングポイントとウィークポイントをしっかり伝えることです。
どんな些細なことでも伝えることが大切です。
不動産会社の担当者に、具体的に伝えるようにすると、担当者が購入検討者へも伝えやすくなると思います。
・ストロングポイントの例
〇町内会・管理組合がしっかりしている
=『ゴミ集積場がしっかり管理されるだろう』『防犯面も安心かな』『何かあっても対応してくれるだろう』とイメージしてもらえます。
〇近所にペットを飼っている方が多い(少ない)
=ペットを飼っている人であれば、地域にペットが多いのは安心材料の一つになります。
〇ごみ集積場が隣にあって便利
=購入を検討している人の中には、現在の住まいでゴミ集積場が遠くて、不便を感じている方がいるかもしれません。
〇除雪がしっかり入る地域
=購入理由が、除雪が大変という方がいるかもしれません。
〇避難場所が近い
=災害の時も安心
〇ゆっくりできるカフェがある
=読書好きの方にひびくかもしれません。 等々
住んでいなければ分からない情報は、購入を検討している方からするとありがたい情報です。
もちろん、建物の増改築、修繕、リフォーム履歴は査定価格に影響をしますので、漏れなく伝えましょう。
合わせて、ウィークポイントもしっかり伝えましょう。ウィークポイントを伝えることは、査定価格を低くされてしまうという不安があるので、言い難いものです。
ここで伝えずにいると、取引後に大きなトラブルになりかねませんので、些細なことでも絶体に伝えるようにしましょう。
・ウィークポイントの例
〇カレンダー裏の壁に穴がある
〇家具裏の床・壁にシミのようなものがある
〇蟻(シロアリ)が室内に出た事がある
〇雨漏りしたことがある
〇ドア・窓の開閉がかたいところがある
〇水圧が弱いと感じたことがある
〇上階の足音が聞こえる事がある。
〇風向きによって、近所の焼肉屋の匂いがする
〇近くの建設会社から騒音が聞こえる 等々
特に目に見えない内容は、不動産会社も気づけないことも多いので、しっかり伝えましょう。
伝えてみると、良い改善提案をしてくれますので心配はいりません。
不要なエアコンや家具・カーテン等がある場合、買主にそのまま引き渡せる可能性がありますので、一度担当に相談してみると良いでしょう。
もし買主が必要が無いようであれば、その時撤去・廃棄すればいいのです。
ストロングポイントもウィークポイントも、購入検討者の立場に立って考えれば、いいと思います。
訪問査定・販売を担当してくれる担当者は、『良い条件で売却を成功する』という目的を一緒に達成していく『パートナー』です。
査定時に、何でも相談できる良いパートナーになることも売却成功のポイントになると思います。