マイホームの購入を検討しているけれど、持病や病歴があることで一般的な団体信用生命保険（団信）に加入できないかもしれないと不安を抱えている方もいるかもしれません。
そのような方におすすめなのが「ワイド団信（引受条件緩和型団信）」です。
今回は、そんなワイド団信について、概要や保障内容、加入時の注意点を解説します。
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「ワイド団信」とはなにか
団信に加入する際は、一般的な保険と同じように健康状態を告知する必要があります。
しかし、告知内容によっては一般団信に入れず、住宅ローンが借りられないこともあります。
このような場合に救いの手となるのが、ワイド団信です。
ワイド団信は、過去または現在病気をお持ちの方でも加入しやすい、引受条件が緩和された団信です。
たとえば、糖尿病や高脂血症、心の病などの持病があっても、ワイド団信なら加入できる可能性があります。
そのため、一般団信で引受条件が厳しく、住宅ローンが諦めかけていた方も、ワイド団信を検討することで希望が叶うかもしれません。
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ワイド団信の保障内容は一般団信とおおよそ同じ
ワイド団信の保障内容としては、一般団信とほぼ同等です。
まず、「死亡保障・高度障害保障」ですが、住宅ローン利用者が死亡または高度障害になった場合、ご融資実行日以降の住宅ローン残高が保険金として支給されます。
また、「リビング・ニーズ特約」が付加されていれば、病気で余命6か月以内と診断された場合にも、住宅ローン残高相当額が支払われることがあります。
それにより、ワイド団信に加入すれば、金利の上乗せがあるものの、一般団信同様の保障を受けられる安心感が得られるでしょう。
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ワイド団信に加入する際の注意点
ワイド団信の加入時には、知っておきたい注意点がいくつかあります。
まず、通常の団体信用生命保険よりも適用金利が約0.3%程度上乗せされるため、コスト面での検討が必要です。
また、引受基準が明確ではなく、どの程度の健康状態であれば加入できるのかについて具体的な基準が公表されていません。
実際に申し込むまで判断ができないケースもあります。
さらに、ワイド団信を取り扱っている金融機関が限られており、すべての銀行で利用できるわけではありませんので、事前に取り扱っていない金融機関を確認することが重要です。
これらの点を踏まえて、適切な選択をおこないましょう。
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まとめ
ワイド団信とは、持病や病歴があっても加入しやすい団信です。
一般団信とほぼ同等の保障内容で、死亡や高度障害時に住宅ローン残高が保険金として支払われます。
ただし、金利が上乗せされる点や具体的な引受基準が不明確な点、取り扱い金融機関が限られている点に注意しましょう。
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