全国500歳野球大会は、2017年から秋田県大仙市で開催されている野球大会で、今年で2回目の開催になります。
全国500歳野球大会は7月に行われる為、別名「親父たちの甲子園」とも呼ばれており、出場資格は原則50歳以上で出場する選手9人の合計年齢が500歳以上のチームに参加資格が与えられます。
また、出場選手のほとんどが甲子園出場目指して白球を追っていた元高校球児や軟式野球経験者がほとんどで、夏の高校野球県大会に負けない白熱した戦いが各会場で繰り広げられます。
500歳野球は昭和53年(1978年)に、秋田県野球協会会長を務めていた、故高橋正泰氏が、ある試合の紅白試合を見て、
50歳を超えると試合に参加する機会が無くなり、もっぱら試合観戦だけになった50歳以上のOB達を集めて野球大会を行ってみてはどうだろうと言う提唱から始まりました。
翌年の昭和54年(1979年)6月に『神宮寺嶽クラブ』の選手28名が、新調したユニフォームを着用して紅白試合が行われました。
そして、7月1日に町内外から反響の大きさ力を得て、『第1回大仙仙北500歳野球大会』が行われました。
その後2度の紅白試合と郡市大会を行い、自信をつけた選手達から、大仙仙北地区にとどまらず、秋田県内に野球チームが集まって全県大会を開催してみてはどうだろうと言う声が上がり、
昭和54年(1979年)10月20日に秋田魁新報社が主催となり、『第1回全県500歳野球大会』が行われました。
始めは8チームの出場から始まった第1回全県500歳野球大会ですが、その後出場するチームが増え、今では180チーム以上、選手4,500人を超える大きな大会まで成長しました。
そして秋田県で産声をあげた500歳野球大会は京都府でも毎年開催されるようになり、現在でも京都府内全域から20数チームが集まって試合が行われています。
500歳野球大会が全国各地に広がるようになり、平成29年(2017年)の『第1回全国500歳野球大会』開催へと発展していきました。
1、 試合は7イニング制で行われます。タイ・ブレークを適用しない場合は、試合が同点の時は出場選手9人によるジャンケン(両チームとも打順1番から)で勝敗を決めます。
2、 競技場区画は投手~本塁間が16m。塁間が23m。両翼~本塁間が75m。中堅~本塁間が85m。バッターボックス区画やベース類は一般用のものを用います。
3、 投手、野手に拘らず1度ゲームを退いても、何度でも試合に出場出来ます。ただし、投手がイニング途中で退いた場合、同イニングでの再登板は認められません。
4、55歳までの投手が投球出来るのは、アウトカウント9を取るまでとし、56歳以上の投手は制限が有りません。ただし、タイ・ブレークに至った場合は、年齢制限を除外します。
5、タイ・ブレークを適用する場合の走者は、選択した打者の逆順となります。次回以降は、前イニング終了後からの継続打順となり決勝戦も適用されます。
6、雨天や日没の場合、3回以降で勝敗が確定した時はコールドゲームを適用する場合が有ります。この時点で同点の場合は、出場選手9人によるジャンケンで勝敗を決めます。